990円の差を、どこに使いたい?
初めての一台でも、Air 4 Proを選んで大丈夫です。価格差が小さい今は機能の選択肢を持ちやすい一方、HDRでどれくらい違って見えるかは、作品や設定にも左右されます。
違いを詳しく見る

01 / AT A GLANCE
まずは、違いを一覧で。
数値・機能はメーカーの掲載情報です。モノサシによる実測値や、すべての環境での体験を示すものではありません。
| 比較項目 | RayNeo Air 3s Pro | RayNeo Air 4 Pro |
|---|---|---|
| 本体の税込表示価格 | 44,990円 | 45,980円 |
| 解像度 | 1080p | フルHD(1080p) |
| 視野角(FOV) | 46° | 46° |
| 最大輝度(公称) | 1,200ニト※ | 1,200ニト |
| 最大リフレッシュレート | 120Hz | 120Hz |
| 本体重量(公称) | 76g | 76g |
| HDR10 | 対応の公式記載なし | 対応(接続・再生条件あり) |
| 音響 | 自社クアッドスピーカー | B&O共同チューニング・4スピーカー |
| USB-Cでの直接接続 | 端末の映像出力対応が必要 | 端末の映像出力対応が必要 |
9月25日に確認した公式掲載値です。※Air 3s Proの輝度は商品ページ上部の1,200ニトを採用していますが、下部には650ニトの記載も残っており確認が必要です。ナガケンによる実機比較は未実施。本文は公式情報と第三者の実機レビュー・利用者投稿を照合したモノサシの判断です。
02 / THE DIFFERENCE
選択を左右する、4つの違い。

画面の大きさや軽さは、Air 3s Proでも共通
両方とも1080p・視野角46°・76gです。Air 4 Proを買えば画面が広くなる、文字が細かく表示される、という違いではありません。まず大きな画面で映画を楽しみたいなら、Air 3s Proにもその魅力があります。Air 4 Proの追加機能をどう使うかが、今回の選びどころです。
HDR10を楽しむには、いつもの映画まで確認する
Air 4 ProのHDR10は、明暗や色の表現を楽しむための機能です。ただ、グラスだけ買っても、すべての配信がHDR10になるわけではありません。つなぐ端末の型番、OSと映像出力、動画アプリ、見たい作品が対応しているかを順番に確認しましょう。SDR映像を補正するAI HDRと、HDR10の映像を受け取って再生することも別です。「手持ちの映画をどう映すか」まで決めてから選ぶと、追加機能を生かしやすくなります。
スピーカーで見る時間が長いなら、音響も選ぶ理由に
Air 4 ProはBang & Olufsenとの共同チューニングを採用しています。イヤホンを出さずに、映像と音を一台で楽しみたい人には気になる違いです。一方、Air 3s Proにも4スピーカーはありますし、いつも別のイヤホンを使う人なら、この差の大切さは変わります。音の好みや周囲への聞こえ方は、仕様の名前だけでは決められません。できれば、セリフと音楽の両方で聴き比べてみてください。
990円差を比べる前に、接続に必要なものを揃える
USB-C端子があっても、充電やデータ転送だけに対応した端末からは映像を出せません。直接つなぐならDisplayPort映像出力への対応が必要です。HDMIから映す場合などは、対応アダプターや給電も確認しましょう。本体と必要な機器、度付きレンズを作る場合はその費用まで含めると、自分の予算と比べやすくなります。配信サービスの料金も別です。Air 4 Proへ990円多く払うだけで、これらが全部揃うわけではありません。
MONOSASHI / OUR TAKE
モノサシのレビュー。
Air 3s Proは、いつもの映画を大画面にする魅力がある
モノサシがAir 3s Proで評価したいのは、Air 4 Proと共通する画面の基本仕様です。HDR作品を選ぶことより、ソファで好きなドラマを続けて見る時間を楽しみたい。そんな人にとって、前のモデルというだけで候補から外す必要はありません。第三者の実機レビューでも画面の明るさや音は評価されており、映画用の一台として検討する根拠があります。
ただ、現在の公式価格ではAir 4 Proとの差は990円です。モノサシとしては、この差だけを理由にAir 3s Proが大幅にお得とは考えません。購入先の値引きで差が広がったときや、試着で見え方に納得できたときに、選びやすくなる一台です。ここでいう値引きは選ぶ条件であり、今回その価格の販売店を確認したという意味ではありません。
字幕を無理なく読める位置に合わせられ、よく見るSDRの映画が目的に合うなら、Air 3s Proは十分候補になります。機能の新しさより、実際の購入額と自分への合い方で選びたい人に勧めます。
Air 4 Proは、近い予算で映像と音の楽しみを増やせる
初めて買う人にAir 4 Proを先に勧めたいのは、45,980円という今の価格でHDR10とB&O音響を選べるからです。映画を見たい端末が対応していて、内蔵スピーカーも使う予定なら、990円の差に目的を見つけやすいと思います。家族がテレビを使っている間に、自分の映画を楽しむ一台としても考えやすい仕様です。
その一方で、HDRの効果を大きく感じた報告と、Air 3s Proとの差が小さかった実機比較の両方がありました。モノサシでは「見れば誰でも驚くほど変わる」とは判断していません。HDR対応を、常に画質が上回る保証ではなく、対応する映画の表現を楽しむ選択肢として評価しています。
画面を部屋の同じ位置に置いておきたい人は、別の機能にも目を向けてください。Air 4 Proの公式FAQは3DoFの空間固定に非対応と説明しています。映画を座って楽しむ使い方が中心で、HDRの接続条件も確認できる人には、この価格差ならAir 4 Proを勧めたいと思います。
03 / THE DECISION
あなたなら、どちら?
購入額と、試着での納得感を大切にしたい
- 普段見るのはSDRの映画やドラマが中心
- 購入時の値引きで価格差が広がっている
- 試着して字幕や装着位置が自分に合うと確認できた
近い予算でHDR10と音響も選びたい
- HDR10対応の端末と見たい作品がある
- 内蔵スピーカーで映画を見ることが多い
- 今の990円差なら追加機能を持っておきたい
まだどちらも持っていないなら、つなぐ端末とよく見る作品を思い浮かべてみてください。診断ツールでAir 3s ProとAir 4 Proを選ぶと、予算・画面・装着・機能への希望を並べられます。購入先の価格が変わった場合は、その日の差額で考え直しましょう。


04 / QUESTIONS
買う前に、確認したいこと。
初めて買うなら、990円高くてもAir 4 Proですか?
現在の国内公式価格で、HDR10とB&O音響に魅力を感じるならAir 4 Proを先に検討するのがおすすめです。ただし、手持ちの端末と作品のHDR対応を確認してください。Air 3s Proがより安く買える場合や、試着でこちらが合う場合には選び方が変わります。
Air 4 Proのほうが画面は大きく、明るいですか?
国内公式の公称値では両方1080p・視野角46°・最大1,200ニトで、画面の大きさや最大輝度の数字が増える比較ではありません。Air 3s Proは商品ページ内に650ニトの記載も残るため確認が必要です。この記事では上部の機種仕様を採用しています。
Air 4 Proなら、どの動画アプリでもHDR10になりますか?
なりません。端末、OS、映像出力、アプリ、作品の条件が揃う必要があります。本体の表示設定も確認してください。SDR映像を補正するAI HDRは、HDR10コンテンツをそのまま再生することとは別です。
Air 4 Proの3D機能で、画面を部屋に固定できますか?
できません。公式FAQでは、Air 4 Proは3DoFによる空間固定に非対応です。立体映像や2Dから3Dへの変換と、頭を動かしても画面を同じ場所に残す機能は別です。画面固定が欲しい人は、関連記事のAir 4 ProとGTの比較も参考にしてください。
すでにAir 3s Proを持っている人も買い替えたほうがよいですか?
今の映画の見え方と音に満足しているなら、急いで買い替える必要はないと思います。HDR10を使いたい作品と端末があり、できれば試して違いに納得できたときに検討するとよいでしょう。990円は初回購入時の価格差です。買い替えではAir 4 Pro本体45,980円が新たな支出の基準になり、旧機種の売却額や追加機器代は別に考えます。
注文前に、価格以外で確かめることはありますか?
使う端末の映像出力、字幕の見え方、国内向けの同梱品、在庫と発送予定を確認してください。Air 3s Proの公式ページには到着予定と短期発送の案内が混在し、納期は今回確定できませんでした。海外レビューの付属品も、国内向けに同じものが届くとは限りません。