映画を見る部屋と、つなぐ端末から選ぶ
どちらも近視調整ダイヤルはありません。度付きレンズなどが必要な人は、その費用も含めて選びましょう。
違いを詳しく見る

01 / AT A GLANCE
まずは、違いを一覧で。
数値・機能はメーカーの掲載情報です。モノサシによる実測値や、すべての環境での体験を示すものではありません。
| 比較項目 | RayNeo GT Max | VITURE Beast |
|---|---|---|
| 国内公式の税込本体価格 | 62,980円(発売記念価格) | 82,880円 |
| 本体での画面固定 | 3DoF対応 | VisionPairによる3DoF対応 |
| レンズの電子調光 | なし | 9段階 |
| 公称視野角 | 59° | 58° |
| 片眼解像度 | 1920×1080 | 1920×1200(公式仕様タブ) |
| 公称輝度・条件 | 固定336nit/非固定1200nit | 最大1250nit(モード別の値は未確認) |
| サイズ・IPDの案内 | S:64mm未満/M:64〜67mm/L:67mm超 | Regular:64±6mm/Large:68±6mm |
| 近視調整ダイヤル | なし/度付きレンズ対応 | なし/度付きレンズ対応 |
| 音響 | Bang & Olufsen共同チューニング | HARMAN AudioEFX |
| Dolby Visionの購入条件 | Pocket TV Proとの組み合わせを公式案内 | 今回、公式の対応案内は未確認 |
メーカー公称値です。Beastは公式仕様タブと機能紹介に1200p、同じ商品ページの説明に1080pが残っているため、購入前に販売元へ確認してください。両機種の実機比較はモノサシでは未実施です。以下のレビューは公式情報と第三者の実機・利用者レビューを照合した見解です。
02 / THE DIFFERENCE
選択を左右する、5つの違い。
固定して見るなら、GT Maxの「最大1200nit」だけで決めない
頭を少し動かしても、映画の画面は同じ方向に置いておきたい。両機種とも、そのための3DoFを本体に備えます。ただしGT Maxの公式仕様は、固定モード336nit、非固定モード1200nitと分かれています。最大値だけを見て「固定しても同じ明るさ」と考えないことが大切です。寝室のように灯りを落とせる場所で、固定時の暗い場面や字幕が見やすければ、GT Maxを選ぶ理由は十分にあります。Beastの最大1250nitはモード別の内訳が確認できていないため、固定時に何倍明るいといった計算はしていません。
Beastの19,900円差は、灯りを消せない部屋で考える
家族が本を読んでいるリビングで、自分は映画を見たい。Beastの9段階電子調光は、こうしたときにレンズを通る周囲の光を調整できる機能です。GT Maxにも映像の明るさ調整はありますが、レンズの透過率を変える電子調光とは別物。画面を明るくすることと、背景を暗くすることを分けて考えると、Beastへ多く払う理由がはっきりします。いつも暗い部屋で見る人は、調光の段階数だけでBeastを選ぶ必要はありません。昼夜を問わず使う人は、自分が映画を見る灯りに近い場所で、Beastの濃さを変えて確かめてみてください。
Dolby Visionまで揃えると、GT Maxは別の予算になる
GT MaxでDolby Visionを楽しむ組み合わせとして、公式が案内するのは別売りのPocket TV Proです。当日の単品表示は29,000円なので、本体と単純に足すと91,980円。グラス同時購入で対象アクセサリー15%OFFの案内が適用される場合は、29,000円が24,650円となり、合計87,630円です。割引の対象と最終額は注文画面で確認してください。これは動画端末を含めた金額で、Beast本体82,880円とは中身が違います。通常の映像を対応スマホやPCから映すだけなら、GT MaxにPocket TV Proを足す必要はありません。見たい作品とサービスのDolby Vision対応、契約プランも合わせて確認しましょう。
59°と58°の差より、自分の字幕が端まで見えるか
視野角の公称値はわずか1°差。画面サイズの「インチ」は想定距離や表示設定も関わるので、数字の大きさだけでは比べられません。GT MaxはS・M・L、BeastはRegular・Largeを用意しています。目の間隔に合うものを選び、鼻パッドを調整して、普段どおりの姿勢で字幕を見てください。中央の映像がきれいでも、左右や下の文字を見るたびにかけ直すなら、サイズや装着位置を見直したいところです。Beastの1200pという縦方向の画素数も、16:9の映画の細部が自動的に増えるという意味ではありません。装着したときの見え方を優先したい二台です。
買う前に、映画を流すところまでの総額をそろえる
最初に、使う端末で映像出力と給電ができるかを確認します。USB-C端子の形が同じでも、それだけで対応とは決まりません。必要なら接続アダプター、視力に応じて度付きレンズを足します。GT Maxは62,980円、Beastは82,880円に、それぞれ必要なものを加えた額で比べましょう。たとえば追加費用が両方同じなら差は19,900円のままです。一方にだけ専用の動画端末が必要なら、本体だけの差とは変わります。Beastも本体で通常の一画面を固定するために、ProネックバンドやSpaceWalkerを必ず買い足す製品ではありません。使う動画サービスが外部表示できるかまで確かめると、買ったあとに慌てずに済みます。
MONOSASHI / OUR TAKE
モノサシのレビュー。
GT Maxは、広い映画画面を身近にする価格が魅力
GT Maxのよさは、画面を固定して映画を楽しむための機能が6万円台の本体にまとまっていることです。対応する端末をすでに持っていれば、まずはそれにつないで始められます。モノサシでは、寝室など周囲の灯りを変えられる場所で見る人にとって、19,900円を浮かせられる点を大きな魅力と考えます。必要なレンズや接続機器に予算を回しやすいからです。
実機レビューと利用者投稿を照合すると、選ぶときに見たいのは最大画面の迫力だけでなく、サイズを少し小さくしたときの字幕と、長くかけたときの鼻まわりです。また、半透明のシェード越しに周囲が見えることは、明るい場所では映画の暗い場面に影響し得ます。固定モードの明るさが自分の部屋に合い、シンプルな操作で映画を楽しみたい人に勧めたい一台です。
Beastは、映画を見る場所に合わせられる一台
Beastは、本体の画面固定に、レンズの濃さを細かく変えられる楽しさが加わります。夜は寝室、休日はリビングという使い方なら、照明を変える代わりにグラス側を調整できるのが便利です。82,880円という価格はGT Maxより高いものの、この調整を日常的に使う人なら、差額の使い道に納得しやすいと思います。
映像を大きく楽しめるという実機評価や利用者の声を踏まえつつ、モノサシでは「字幕を追うのに無理がないサイズ」を先に確かめたいと考えます。文字の端や接続機器の準備に触れた投稿もあり、合うかどうかを公称値だけでは決められないためです。Regular・Largeの装着が合い、周囲の灯りに合わせて映画へ集中したい人に勧めます。
03 / THE DECISION
あなたなら、どちら?
手持ちの端末で、予算を抑えて映画を始めたい
- 映像出力できる端末があり、必要な接続機器も分かった
- 映画を見る場所の灯りを調整できる
- 固定モードで字幕と暗い場面が見やすいサイズが合った
部屋が変わっても、レンズの濃さを合わせたい
- リビングなど、照明を自由に変えにくい場所でも使う
- 9段階の電子調光を使う場面が思い浮かぶ
- 自分のサイズで字幕が見え、レンズ込みの総額にも納得できる
どちらもまだ持っていない人は、診断ツールでGT MaxとBeastを並べ、予算と欲しい機能を整理してみてください。最後は、いつもの映画を見る場所と姿勢を思い浮かべて選びましょう。余った予算を接続機器に回すのか、部屋に合わせられる調光に使うのかが、この二台の分かれ目です。


04 / QUESTIONS
買う前に、確認したいこと。
RayNeo GT MaxとVITURE Beastは、映画用ならどっちがおすすめですか?
対応端末があり本体予算を抑えたいならGT Max、周囲の灯りに合わせてレンズの濃さを変えたいならBeastが候補です。どちらも本体で画面固定に対応します。2026年10月9日の国内公式本体価格は62,980円と82,880円で、差は19,900円です。必要なレンズと接続機器を含めて比べてください。
GT Maxの1200nitとBeastの1250nitは、ほぼ同じ明るさですか?
数字だけでは判断できません。GT Maxの公式仕様は固定モード336nit、非固定モード1200nitです。Beastは最大1250nitですが、今回モード別の内訳は確認できていません。同じ条件での実測比較でもないため、固定時の明るさや画質が同程度とは断定できません。
Dolby Visionを見るためのGT Maxの総額はいくらですか?
公式が案内するPocket TV Proは29,000円。本体62,980円と合わせると91,980円です。対象アクセサリーの同時購入15%OFFが適用される場合の計算例は87,630円ですが、最終額は注文画面で確認してください。送料・度付きレンズ・配信サービスの料金は別です。通常の映像視聴ならPocket TV Proは必須ではありません。
Beastの1200pは、GT Maxより映画が必ずきれいに見えるという意味ですか?
必ずとはいえません。公式仕様タブの片眼解像度はBeastが1920×1200、GT Maxが1920×1080ですが、横方向の画素数は同じです。16:9の映画を縦横比を保って映すとき、縦の画素が増えても映画の細部が自動的に増えるわけではありません。Beastの商品説明には1080pも残っているため、販売元への確認も必要です。
近視でもそのまま使えますか?
どちらも近視調整ダイヤルはありません。視力に応じて専用の度付きレンズなどを用意します。対応IPDの範囲内でも見え方には個人差があるため、本体サイズと鼻パッドを合わせ、字幕まで見えるか確認してください。フレームの同梱と、度付きレンズの代金は別です。
すでにGT Maxを持っているなら、19,900円差でBeastへ買い替えられますか?
19,900円は初めてどちらかを買う場合の本体価格差です。買い替えではBeastの本体82,880円が新たに必要で、GT Maxの売却額やレンズ代などは別に考えます。画面固定は両方にあるので、今の映画視聴に満足しているなら急いで替える必要はないと思います。背景の透け方など、困っている点がBeastで解消するかを先に試してください。