映画を見るとき、どちらの便利さが欲しい?
どちらも映像を再生する端末が必要です。「本体で画面固定」は、グラスだけで配信サービスを見られるという意味ではありません。
違いを詳しく見る

01 / AT A GLANCE
まずは、違いを一覧で。
数値・機能はメーカーの掲載情報です。モノサシによる実測値や、すべての環境での体験を示すものではありません。
| 比較項目 | XREAL 1S | VITURE Luma |
|---|---|---|
| 国内公式の税込本体価格 | 67,980円 | 64,880円 |
| 片眼解像度/公称視野角 | 1920×1200/52° | 1920×1200/50° |
| 公称最大輝度 | 700ニト | 1,000ニト |
| 画面固定・サイズ調整 | X1チップで本体処理 | 対応するSpaceWalkerなどの環境が必要 |
| 近視調整ダイヤル | 非搭載。必要に応じて度付きレンズを用意 | 0〜−6.0D |
| レンズの電子調光 | 3段階・自動調光 | オン/オフ切り替え |
| 2D映像の3D変換 | REAL 3Dを本体で処理 | 対応端末のSpaceWalker/Immersive 3Dで利用 |
| 音響 | Sound by Bose | AAC System |
| 接続端子 | USB-C | USB-C |
数値はメーカー公称値です。同じ条件での画質・明るさ・音質の実測比較ではありません。モノサシの実機確認は未実施で、以下のレビューは公式情報と第三者の実機レビュー・購入者投稿を照合した見解です。
02 / THE DIFFERENCE
選択を左右する、5つの違い。

いつもの動画アプリで、画面を固定したいなら1S
映画の途中で飲み物へ顔を向けたときも、画面の向きを保ちたい。そんな使い方では、1Sの本体処理が分かりやすい強みです。映像入力ができれば、固定・追従や画面サイズをグラス側で選べます。Lumaの画面固定は対応するSpaceWalkerなどを使う形で、普通にスマホの画面を映すだけの場合と同じではありません。Lumaで固定まで使いたい人は、手持ちの端末と、いつもの動画サービスをその環境で見られるかを確認してください。
Lumaの近視調整は、レンズを用意する前に試したい
Lumaには左右のピントを合わせるダイヤルがあります。これで字幕まで見やすくなれば、映画用に度付きレンズを注文せずに済む可能性があります。1Sには同じダイヤルがなく、必要なら対応する度付きレンズを組み合わせます。公式ストアのOne/1S用レンズフレームは1,649円ですが、これは自分の度数で作るレンズの料金ではありません。本体とフレームだけなら69,629円で、そこへ作製費が加わります。Lumaも−6.0Dという数字だけで自分に合うと決めず、まず字幕の端まで見えるかを試しましょう。
画面の広さは1S、最大輝度はLuma。数字の勝負にしない
公称視野角は1Sが52°、Lumaが50°。解像度はどちらも片眼1920×1200です。1Sは少し広い視野を持ち、Lumaは最大輝度1,000ニトという仕様が魅力です。ただし、700ニトの1Sと同じ条件で測った結果ではなく、これだけで暗い場面や字幕の見やすさは決まりません。両方に電子調光があるため、普段映画を見る部屋の明るさに近づけ、レンズの濃さも合わせて比べると選びやすくなります。
3D変換は両方で楽しめる。違いは、どこで処理するか
1Sは最新ファームウェアでREAL 3Dを本体処理するので、対応する映像を受け取って変換できます。Luma側にも、対応端末のSpaceWalkerやImmersive 3Dで2D映像を3D化する選択肢があります。「3Dにできるのは1Sだけ」ではありません。ただ、使える動画や必要なPC性能は環境で変わります。好きな配信アプリで見たい人は、その端末・OS・アプリの組み合わせまで確かめてください。普通の映画に立体感を加える機能として考え、最初から3D用に撮られた作品と同じ見え方は期待しすぎないのがよさそうです。
3,100円差に、必要なものだけを足して比べる
対応するUSB-C映像出力端末があり、視力補正も不要なら、本体価格が比較の出発点です。Lumaのダイヤルが合う人と、1S用のレンズを作る人では、使い始める総額の差が変わります。反対に、Lumaで画面固定を使うため新しい端末や機器を買うなら、その金額を足して考えたいところです。どちらもUSB-C端子の形だけでは接続可否は分かりません。映像出力、給電、配信アプリの外部出力を確認し、充電しながら見るための機器やHDMI変換が必要な人は、その費用も加えましょう。
MONOSASHI / OUR TAKE
モノサシのレビュー。
1Sは、映画を見る場所が変わっても使い方を揃えやすい
1Sの魅力は、画面固定やサイズ調整をグラス側にまとめていることです。寝室のスマホと旅先のPCを使い分ける人なら、映像入力に対応している範囲で、接続先ごとに固定用アプリを用意しなくてよい点が役立ちます。67,980円は、画面の置き方まで手元で選びたい人に納得しやすい価格だと考えます。
実機レビューも照らすと、モノサシでは3D変換の目新しさより、普段の画面調整を選ぶ理由の中心に置きたいと思います。変換後の立体感には好みがあり、普通の2Dで映画を見たい日にも、固定や電子調光は使えるからです。一方、第三者のMac接続では認識に手間取った例と発熱の報告があり、つなげば常にすぐ快適に使える、とまでは判断していません。
自分の端末で接続し、必要なら度付きレンズも含めて見え方を試したうえで、画面固定を日常的に使いたい人に1Sを勧めます。
Lumaは、自分の目に合わせて映画を楽しむ入口になる
Lumaは64,880円で近視調整と電子調光を備え、対応端末から映画を映す使い方を始められます。半透明のフレームも、この製品らしい魅力です。ダイヤルでピントが合えば、専用レンズを作る準備を減らせるので、本体が3,100円安いこと以上に選ぶ理由があります。
第三者の実機報告と購入者の感想を照合すると、モノサシでは、公称輝度の高さだけでなく、自分の目の位置に画面を合わせられるかを大切にしたいと考えます。音や電子調光を楽しめたという感想がある一方、長く掛けた際の負担を挙げる例もあります。標準Lumaには多段階チルト機構がないため、鼻パッドとダイヤルを調整した状態で、字幕と掛け心地を確かめるとよいでしょう。少数の感想から全員の満足度は決められません。
本体だけの画面固定を必須にせず、試着でピントと位置が合った人にはLumaを勧めます。毎晩の映画を見るために何を足す必要があるかが分かれば、価格にも納得して選びやすくなります。
03 / THE DECISION
あなたなら、どちら?
画面を置く向きや大きさを、手元で選びたい
- 固定用アプリなしで、いつもの映像を固定したい
- スマホとPCなど複数の対応端末で使いたい
- 必要なレンズ代も含めて予算に収まる
ダイヤルで自分の目に合わせ、映画を楽しみたい
- 近視調整と鼻パッドを試して、字幕まで見やすかった
- 通常の映像視聴が中心で、本体だけの画面固定は必須ではない
- 固定や3D変換を使う場合の端末・アプリ条件を確認できた
まだどちらも持っていない人は、診断ツールで1SとLumaを並べ、予算・画面・装着の希望を整理してみてください。診断の数値は実測画質や掛け心地の保証ではありません。この記事の当日公式価格と、必要なレンズや機器を足した総額も合わせて選びましょう。


04 / QUESTIONS
買う前に、確認したいこと。
初めて映画用に買うなら、XREAL 1SとVITURE Lumaのどちらですか?
本体で画面を固定したいなら1S、近視調整が自分に合い通常の映像視聴が中心ならLumaが候補です。2026年10月3日の国内公式税込本体価格は67,980円と64,880円で、差は3,100円。必要なレンズや接続機器の費用も足して比べてください。
Lumaも、スマホにつなぐだけで画面を固定できますか?
1Sと同じ使い方ではありません。Lumaでの画面固定には、対応するSpaceWalkerなどの環境が必要です。スマホ画面の通常のミラーリングと、専用アプリ内の表示を分けて考えてください。使う端末と動画サービスの組み合わせは購入前に確認しましょう。
近視ならLumaを選べば、度付きレンズは不要ですか?
Lumaには0〜−6.0Dの近視調整がありますが、必ずレンズなしで見えるとは限りません。ダイヤルと鼻パッドを合わせて字幕まで確認してください。1Sには同じダイヤルがなく、必要に応じて対応する度付きレンズを用意します。公式のOne/1S用フレーム1,649円に、自分の度数のレンズ作製費は含まれません。
普通の2D映画を3Dにできるのは1Sだけですか?
Lumaも対応端末のSpaceWalkerやImmersive 3Dで変換を楽しめます。1Sは最新ファームウェアで、グラス本体がREAL 3Dを処理する点が違います。Luma側の動作条件はOSやPC性能などで変わるため、使いたい配信サービスまで含めて確認してください。変換の自然さや好みについて、今回モノサシで実機比較はしていません。
グラスだけ買えば、動画配信サービスを見られますか?
どちらも映像を再生する端末と給電が必要です。対応するスマホやPCを持っていれば直接接続できる場合がありますが、USB-C端子があるだけでは判断できません。端末の映像出力とアプリの外部出力、必要なアダプターを確認してください。配信サービスの契約料は本体代とは別です。
すでにLumaを持っている人は、1Sへ買い替えるべきですか?
今の見え方と映画の見方に満足しているなら、急いで替える必要はないと考えます。普段の動画アプリで本体の画面固定を使いたい場合は、1Sを試す理由になります。3,100円は初回購入時の二台の価格差です。買い替えでは1S本体67,980円が新たな支出となり、レンズや機器の費用、Lumaの売却額は別に計算してください。